ダイエットにおいては
摂取カロリー<消費カロリーにしなければなりません。
しかし、やみくもに摂取カロリーをカットすればいいというわけではありません。
よくあるダイエット法の一つにVLCD(ベリーローカロリーダイエット)があります。一言で言えば、食べ物を過度に制限して体重を落とす方法です。
もともとVLCDは早急な改善が必要な糖尿病の患者さんや肥満の人、具体的にはBMI35〜40くらいですぐにでも体脂肪を落とさないと生命の危険ざあるような人に向けた治療方法です。 メディアで取り上げられるVLCDは1日600kcal未満などと書かれているものが多いのですが、本来はドクターに管理してもらった上で注意を払って行う食事方法です。 こうした極端なカロリー制限は、極度の空腹感、睡眠障害、基礎代謝の低下、倦怠感などの原因にもなり、場合によっては拒食症の症状を引き起こすことがあります。
ある論文では、著しくカロリーを減少させると、食欲を増進させるグレリンというホルモンの分泌量が増え、そこから食事を戻しても1年ほどグレリンが増えた状態が続くとのことです。 何らかのストレスが引き金になって食べる量が増えてしまいがちな方は、より多くのカロリーを摂取しやすくなり、リバウンドに繋がる可能性があります。 リバウンドを繰り返してしまう方は特にカロリー制限のやり方に注意が必要です。